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「川にゃ」さんへ。

2009/10/18 00:01

 

 筆者は小沢一郎氏の国連常設軍創設と、そこへの日本国安全保障の丸投げと言う議論を到底容認する事は出来ません。

国連はそんなに実力のある組織では無く、仮に小沢氏の言うような、国連常設軍が結成されたとしても、拒否権を有する常任理事国五大国によって、大きくその意向を左右されるようなシステムを温存しておいて、常設軍がきちんと機能するとは、到底思えないからです。

しかし、一部の論者が言うような、国連不要論にも、異議があります。どんなに欠陥だらけの組織であっても、世界の国々が、曲がりなりにも一堂に会して議論できる機関は、国連を置いて他には無いからです。そこには、自ずと不十分ながらも、一定の権威が生じます。

さて、古森記者のブログエントリにて、「川にゃ」さんと言われる方から、ご意見を頂きました。独立国である日本が、外国、いや、この場合ははっきりと、中国から侵略された場合、いかなる手法によるものであろうと、世界はそれを看過出来ないと言う意見に対するものです。

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Commented by 川にゃ さん

>20世紀初頭じゃあるまいし、そんな事をしたら、世界中から経済封鎖を喰らいますよ。

チベットを併合しウイグルの地上で水爆実験をして膨大な放射能被害を出し1989年の天安門で一般国民を虐殺した国が、世界から経済制裁を受けてないあるいは一時は受けていたがとっくに解除されてます。

同盟国でもない国々は、日本のために経済制裁しないし、しても数年で解除してしまいますよ。 

以上です。


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これに対する、私のコメント。

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Commented by simesaba0141 さん

>川にゃ さん。

チベットやウィグルでの中国の蛮行は私も許し難いと思っていますよ。しかし、中国はあくまでも内政問題であるとの構えを崩していない。

世界も、不満はあっても、それを覆すだけの論拠を持てずに居る。それが問題なのであって、日本のような独立国として世界が認める国を、私が書いたような手口で侵略すれば、問題は全く様相が異なる展開になるのは当然でしょう。

というか、反論にもなっていない反論はやめましょうね。


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更に、川にゃ さんのコメント。

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Commented by 川にゃ さん

simesaba0141 さん

>チベットやウィグルでの中国の蛮行は私も許し難いと思っていますよ。し
>かし、中国はあくまでも内政問題であるとの構えを崩していない。
>世界も、不満はあっても、それを覆すだけの論拠を持てずに居る。

世界は論拠を持ってますよ。世界は、チベットやウイグルでの出来事や1989年の天安門事件は虐殺である、と認めています。内政問題であろうが、民族浄化による虐殺という1点で経済制裁は可能です。しかし、現在は経済制裁をしていません。

ですから、日本の東シナ海の島が中国に占領されても世界が経済制裁してくれるから中国はそんな事はしない、と考えるのは危険でしょうね。
守れる力がありながら自らを守ろうとしないで世界に頼るだけの国が侵略されても、世界の国々は、見放す可能性があることを頭に入れておいた方が良いと思いますよ。

>というか、反論にもなっていない反論はやめましょうね。

こういうマナー違反の捨て台詞がお好きなようですが、古森氏の掲示板で使うのはどうかと思いますね。


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さてここで、川にゃ さんは「世界は論拠を持って」いると断言しています。「世界は、チベットやウイグルでの出来事や1989年の天安門事件は虐殺である、と認めて」いると。

では、現時点で国際社会の、唯一の意見集約機関である国連はどうか?

川にゃ さんが例として上げた3つの事例のうち、どれ一つとして安保理の議題にすら上っていません。いずれも、中国が強い拒否反応を示したからに他なりません。

中国政府の論拠は明快です。「内政不干渉」これが拠り所です。

今ここで、中国は堂々と他国に対して内政干渉を行っているではないか?と言っても論点が拡散するだけで、中国が喜ぶだけです。

問題は、国連、なかんずく安保理がこの問題を討議したか否か、そこにしかありません。

1989年の天安門事件当時、中国に対して国際社会有志が加えていた経済制裁を、進んで解除して見せたのは、他ならぬ我が日本です。それは人道上許し難い事であり、その後の中国民主化を頓挫させた責任の一端は、日本にもあると筆者は思っています。

しかし一方で、安保理等の決議や、少なくとも討議がされたと言う事実があれば、国連中心主義に近い日本も、あれほど易々と籠絡される事は無かったでしょう。まあ、中国以外の常任理事国も同罪ではありますが。

また一方で、イスラエルのように、過去何十回となく残虐行為を安保理に非難されながら、断固として方針を変えない国が存在する事も事実です。

更に別のケースでは、ボスニア紛争、コソボ紛争においては、当事国が純然たる内政問題であると主張していたにもかかわらず、NATOは根拠不十分な安保理決議に基づいて、武力介入を行いました。

両者の明暗を分けた理由は、アメリカと言う強い後ろ盾を持って居たか否かと言う、極めて恣意的なものでしかありません。恣意的は恣意的ですが、それが国際社会のリアル・ポリティクスと言う物でもあるでしょう。

では、中国はどうなのか?

日本侵略を決意する事は、中国と言う政治体制国家にしてみれば、ほんの一握りの指導部の意思で決定出来る事ですから、そう難しい話ではありません。

しかし、中国経済において、その判断が招く結果もまた、破壊的な物となる事は確実です。なぜなら今の中国は、他国から資本を誘致し、貿易によって身を立てる以外に、経済を維持する事は出来ないからです。

それでも中国が日本を侵略する、と仰るなら、これ以上の議論に意味は無いでしょう。なぜなら、それは単なる情緒的な反論であり、何ら理性的な物では無いからです。


 

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 中国関連

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